「銀行固有の特殊な接続方式からの移行となり、難易度の高いプロジェクトでしたが、初期投資を抑えながら期限内に切り替えることができました」
システム運用の工数を削減しお客様に価値を提供する体制へシフト
B2B Integration Enterprise (旧Business Network Cloud Enterprise) の導入後は、国内および中国、ベトナムの生産拠点と、国内・海外の販売拠点との間で、受発注や出荷関連の情報をセキュアにやり取りしています。大手金融機関をはじめ取引があるすべての銀行のデータ連携についても、B2B Integration Enterprise (旧Business Network Cloud Enterprise) が金融EDI システムとの接続を支援し、入出金や給与振り込みなどさまざまな情報のやり取りが行われています。
「本稼働から約7 年を経て、販売拠点の統廃合や経営統合などビジネスに変化も起きていますが、接続先のシステム、インターフェース、データ通信のプロトコル変更やデータ量の増減にも対応しながら安定して使用継続できています」(小野塚氏)
2023 年12 月には、ISDN サービスの「INS ネットディジタル通信モード」の終了にあわせて、一部の銀行とのデータ交換で利用していたISDN用のEDI をインターネットEDI に移行するプロジェクトを、オープンテキストの支援を受けて実施しました。
「銀行固有の特殊な接続方式からの移行となり、難易度の高いプロジェクトでしたが、初期投資を抑えながら期限内に切り替えることができました」(吉田氏)
クラウドサービスに移行したことで、オンプレミスシステムのハードウェアの入れ替えは不要になりました。そして分散していたEDI の統廃合により、ソリューションの維持にかかるコストやハードウェアやソフトウェアの保守、データ監視、取引先との接続支援といった煩雑な運用業務の工数も削減されました。これまで人手を介して実施していたほぼすべての業務をアウトソースした結果、社員は顧客に新しい価値を提供する体制へとシフトすることができるようになっています。
対外接続の連携基盤として活用を拡大富士フイルムグループとの連携強化へ
導入から7 年が経った現在、B2B Integration Enterprise (旧Business Network Cloud Enterprise) は富士フイルムビジネスイノベーションにおける対外接続の連携基盤として、なくてはならない存在となっています。
「さまざまなプロトコルへの対応を評価して採用したB2B Integration Enterprise (旧Business Network Cloud Enterprise)は、期待どおりの役割を果たしています。2023年から進めている基幹システムの刷新プロジェクトにおいても、対外接続基盤として活用し、さまざまなシステムとの連携を実現しています」(小野塚氏) 同社は現在、富士フイルムの海外販売現地法人および代理店経由で同社の複合機やプリンターをアジア圏以外のエリアにも展開するようになりました。そこでB2B Integration Enterprise (旧Business Network Cloud Enterprise) を活用し、富士フイルムの代理店システムと、同社の生産管理システム間で受発注データを交換するEDI を構築。今後はグローバルビジネスのさらなる拡大に向けて、富士フイルムとのデータ連携も強化していく考えです。
「事業の拡大で販売地域が富士フイルムグループの全エリアに広がり、今後は欧米エリアのお客様や取引先からの受注が増えていくことが考えられます。そのためにも、富士フイルムグループとのデータ連携基盤としてB2B Integration Enterprise (旧Business Network Cloud Enterprise) を活用していきます」(小野塚氏) 富士フイルムビジネスイノベーションのグローバルビジネスを支えるオープンテキストの活用領域は、さらに拡大を続けていきます。