OpenText、サイバーセキュリティMSP/MSSP調査結果を発表顧客企業は脅威検知と脆弱性管理において、AI主導の包括的なセキュリティの専門知識を求めていることが判明
大企業と中小企業は、包括的及びコンポーザブルセキュリティを必要としていることが判明
– 2024-06-28 –※本リリースは、OpenText Corporationが2024年6月10日(北米時間)に発表したリリースの抄訳です。
OpenText(NASDAQ:OTEX、TSX:OTEX、日本法人:東京都千代田区、代表取締役社長:三浦デニース)は本日、毎年実施する「OpenTextサイバーセキュリティ2024グローバルマネージドセキュリティ調査」の結果を発表しました。2024年に行ったマネージドサービスプロバイダー(MSP)とマネージドセキュリティサービスプロバイダー(MSSP)1,500社以上を対象とした調査によると、回答者の大多数(92.5%)は、今後12か月間のビジネス成長における主な原動力として、AI主導のセキュリティと脅威インテリジェンスサービスの拡大を挙げています。AIが大きな注目を集める一方、包括的なセキュリティとコンポーザブルセキュリティの専門知識は引き続き、大企業と中堅・中小企業の顧客がMSP/MSSPサービスを求める主な理由となっています。
OpenText Cybersecurityのエグゼクティブ・バイスプレジデントであるプレンティス・ドノヒュー(Prentiss Donohue)は、次のように述べています。「AIテクノロジーに対する関心が高まる中、セキュリティニーズの変化に対応できるコンポーザブルセキュリティに対する基本的なニーズを見過ごさないことが重要です。MSPとMSSPは、お客様の機密データを保護する上で、重要な役割を果たします。サイバー脅威が進化する中、OpenTextのパートナーはセキュリティを優先し、AI対応の脅威インテリジェンスサービスを自社製品に統合しています。これにより、エンドユーザーであるお客様は、セキュリティを確保しながらAIテクノロジーのメリットを享受することができます。」
主な調査結果:
優先事項は、組み込みAIと単一ベンダーの包括的なセキュリティに移行しています。
- 2024年には、回答者の92.5%が、今後12カ月間のビジネス成長における主な原動力として、AI投資と脅威や脆弱性の追跡を目的としたツールなどのAIセキュリティサービスの提供を挙げています。
- 回答者の80%以上は、こうしたAI関連のセキュリティサービスを提供しています。
- 現時点でAI関連のセキュリティサービスを提供していないと答えた回答者の62%は、今後12か月以内にこうしたサービスを提供する予定です。
- 顧客企業がMSP/MSSPに求める最も重要なこととして、2023年には「契約の柔軟性」が、2024年には「セキュリティとAIの専門知識」が、それぞれ挙げられました。
- 包括的なセキュリティの需要は、2024年に10%以上増加しました。
- 顧客企業の4分の1以上(27%)は、セキュリティソリューションのベンダーを1社に絞ることを希望しており、その割合は2023年から10%増加しました。
- MSP/MSSPの4分の3以上(83%)は、AIのセキュリティツールと専門知識に対する関心により、ビジネスが拡大していると考えています。
- 顧客企業の課題解決を支援するにあたり、34%は、セキュリティへのAIの実装を最大の課題に挙げています。
- 生成AIなどのAI機能を顧客企業のセキュリティプログラムに実装することの最大のメリットとして、人員の代替ではなく、セキュリティ人材のスキルやセキュリティプラットフォームの強化が挙げられました。
上記以外の「OpenTextサイバーセキュリティ2024グローバルマネージドセキュリティ調査」の結果については、ブログをご覧ください。
調査方法
OpenText Cybersecurityは2024年4月、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、オーストラリアのMSP/MSSPのマネージャー、経営幹部、セキュリティスペシャリスト1,577人に調査を実施しました。回答者が所属するMSP/MSSPは、従業員数50~5,000人以上の規模でした。